経営事項審査申請解説シリーズ⑭:評価項目W5「建設業の経理に関する状況」

この評価項目は大きく2つに分かれます。一つは「監査の受審状況」、もう一つは「公認会計士等の数」「二級登録経理試験の合格者の数」に応じて加点されます。

1.「監査の受審状況」について
審査基準日における監査の状況で加点されます

                          監査の受審状況   点数   
会計監査人が設置されている場合20
会計参与を設置している場合10
「経理処理の適正を確認した旨の書類」を提出している場合(※)2
いずれにも該当しない0

※「経理処理の適正を確認した旨の書類」に署名ができる者
建設業に従事する職員のうち経理実務の責任者(法人であれば常勤役員・個人であれば事業主)であり「公認会計士」「会計士補」「税理士」並びに「これらとなる資格を有する者」並びに「一級登録経理試験の合格者」

2.「公認会計士等の数」「二級登録経理試験合格者の数」について

まず公認会計士等の数と、二級登録経理試験合格者の数により点数を算出します

算出式は以下の通りです

【公認会計士等】×1+【2級登録経理試験合格者等の数】×0.4

 ここで算出した値を平均完成工事高を加味した算出テーブルに当てはめて点数を出します。点数は0~10点です。


尚、公認会計士等や二級登録経理試験の合格者の該当要件が、審査基準日が令和5年4月1日以降の申請から変更となりました。

国土交通省資料より抜粋

詳しくはこちら「経営事項審査の改正について④ 建設業の経理の状況(W5)に係る改正」


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