経営事項審査申請解説シリーズ⑦ 評価項目Zその1(技術職員数値)
評価項目Zは「技術力」に関する審査項目です。
①技術者の資格等
②元請での完成工事高
から「経営事項審査を受けた業種ごと」に評点がつきます。
今回はまず「①技術者の資格等」について取り上げます
【技術職員とは】
技術職員の定義は下記の通りです
「審査基準日以前に6か月を超える恒常的な雇用関係」があり
かつ
「雇用期間を特に限定することなく(※1)常時雇用されている者(※2)」
が該当者です。
(※1)65歳以下で、高年齢者雇用安定法による継続雇用制度の適用を受けている者は雇用期間が限定されても含めることが可能
(※2)出向契約書等で出向事実が確認できる場合は出向者も含めることが可能です。
【技術職員に関する点数の算出方法】
所属する技術職員が保有する資格区分に応じ「技術職員数値」を算出、その後その値に応じて30に区分された算出テーブルに当てはめて、該当する計算式により点数を算出します。
【技術職員数値とは】
「資格に応じた点数」×「該当資格の保有人数」で算出します。「資格に応じた点数」の区分は下記の通りです。
①一級監理技術者講習受講者(6点)
②一級技術者であって①以外の者(5点)
③監理技術者補佐(4点)であって①・②以外の者
⇒ 令和3年4月改正で追加(関連記事はこちら)
④基幹技能者等であって①~③以外の者(3点)
⑤二級技術者であって①~④以外の者(2点)
⑥その他技術者(1点)
上記①~⑥の資格をそれぞれ何人保有しているかを計算します。
例えば「①保有者3人、②保有者5人、③保有者4人、④・⑤保有者該当なしで⑥保有者8人」のケース
計算式は
「(6×3)+(5×5)+(4×4)+(1×8)」=「67」
で評価の基準になる値は67です。
この値を該当する算出テーブルに当てはめて計算します。
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